answer1
2019年より9号以上の三脚にハシゴ体の強度をより高めるため、補強用のパイプを付けております。
長尺物のため上段での作業をすることを前提として強度面を優先しております。
降りる際の違和感のご指摘もありますがハシゴ体下段の強度を優先して付けております。 |
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answer2-1
三脚脚立を本来の使用目的以外には、ご使用にならないでください。
造園職人さんの剪定作業や果樹農家さんの作業用のアルミ三脚です。
※チェーンブロック三脚(抜根作業、重量物の吊り上げ等)としてや桟橋を渡しての足場として等、本来の使用目的以外での使用は、大変危険です!
※通常の使い方をしていて支柱のパイプが折れることは考えにくい。
弊社で行った、静荷重の測定のデータ、並びに三脚使用時の重量移動による各脚への重量移動の数値データの結果によります。
(弊社で実施したデータの数値化より)
三脚の取り扱いについて → こちらへ
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チェーンブロックとして使われ強度のあるパイプが折れた三脚
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強度のあるパイプの破損 |
カップの異常な反り |
スライド板の異常な深い傷 |
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answer2-2
右の写真は、三脚の安全使用範囲から身体を乗り出して作業を行いバランスを崩して転倒し、その際に支柱が曲がった三脚です。
1脚は、傾斜地での使用により転倒して起きた支柱の破損です。
この様な事例の転倒は、三脚の支柱が突然曲がったことによる転倒ではなく、身体の重心(直上直下)が安全使用範囲を超えたため支柱に急激に負荷がかかり曲がって起きた転倒です。
弊社では35年以上に渡り弊社の三脚のみならず他社の三脚の修理をし、また、見てまいりました。
安全使用範囲を超えて作業者が身体を乗り出して転倒、転落した三脚には、(写真1)のようなハシゴ体の転倒方向への『よじれ』がでます。
転倒が同じ方向ですので、作業者が右利きであることも窺えます。
安全使用範囲(身体の重心がハシゴ体の中にあること)を超えての作業は、無意識のうちにも起こりうることですので、十分に安全を意識してお使いください。
大変に多い三脚の事故、破損です。
※ 弊社で行った静荷重の測定結果(データ)では、使用荷重100s以下で通常お使い頂くと、各ステップと支柱に係る負荷では三脚の破損は見られませんでした。
(安全にお使い頂くために『取扱い注意』に書かれている使用方法に従ってください)
また、長年の使用による経年劣化等による三脚に関しては、使用前にヒビ、曲りなどの異常がないかの確認が必要です。
三脚の取扱いについて → こちらへ |
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平地ですが体を乗り出しての破損です |
傾斜地使用転倒の破損です |
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(写真1) 矢印の位置を見ると三脚のハシゴ体がよじれている |
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answer3
三ヶ所スライド式・二ヶ所スライド式のハシゴ体のスライドの丸棒は何か?
側面スライド装置についている8oの丸棒は何のために付けてあるのか、お問い合わせを頂くことがあります。
この丸棒は、庭の剪定作業の際に万が一、掃った枝がスライド装置に落ちた際のガードとして取り付けてあるものです。 |
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安全対策のためのガードです |
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answer4
開き止めの鎖を取れないようにする対策。 |
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ジャンクル2個と鎖を繋ぐ |
リングキャッチで鎖をつなぐ |
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ジャンクル2個の取り付けが外れないことを確認の上、ご使用ください |
リングキャッチで鎖を繋ぐと地下足袋を履いて作業をする庭匠には、足に違和感を感じることがある |
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弊社の三脚の開き止めの鎖は、三脚の本体に取り付けておらず、取り外し可能な状態でお出ししております。
車での移動等で無くされてしまうという話もお聞きしますが、ホームセンターなどで売っているジャンクルやリングキャッチなどを使い、三脚から取れないように固定してみてください。中には、結束バンド・細い針金で鎖掛けのフックに固定して取れない様に工夫されている方もおります。
ご参考までに…
また、各尺数の鎖の長さは、通常お使い頂くには良い長さになっております。(安全使用角度を考慮しての長さ) |
answer6
職人さん ご存知でしたか!?
KVS型・KUS型・AVSN型などの3ヶ所スライド式、2ヶ所スライド式の三脚を完成された一体型フォルムにするためにスライド装置部は、パイプを中に入れての2重構造になっています。
強度を上げると共に2重パイプ構造にするには、精度のある寸法公差の良いパイプでしか安定した数値が得られません。
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安定した数値ですので
肉厚1mmのパイプが入ります |
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answer7
このような問い合わせを頂くことがあります。
Q:
「スライド装置を操作せず引き抜く方向に中足のパイプを引くと抜けてくる」との問い合わせをいただくことがあります。
A:
スライド装置は、自在式ですのでスプリングで押し上げて3枚の板でロック(滑らない状態)する仕組みです。
スプリングの圧が約40Nに計算されております。
人が乗って作業することにより、中足のパイプに3枚の板がくい込み、引き抜くのに力が必要となりますが、(多少の使用条件、使用年数等の違いがありますが)押し上げている同等程度の力で引き抜くと抜けてきます。
(スプリングとスライドの板3枚は、ステンレス(SUS)です)
逆に圧を上げすぎるとロックがかかりすぎ中足のアルミのパイプに噛みすぎてしまい、中足のパイプのダメージが大きくなりすぎ操作がしにくくなってしまいます。
アルミニウム(Al)の物理的性質【硬さ】105Hv
↓
ステンレス(SUS)の物理的性質【硬さ】200Hv 【代表値】
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2016年まで販売のスライド装置のメンテナンスについて
(アルミ板3枚)
スライド装置の滑り止め板をステンレスの板にして久しくなりますが、
2016年まで販売していましたスライド式三脚のメンテナンスとしてご参考になさってください。
(アルミの3枚の板を操作せずに中足のパイプを引き抜く行為をしますと滑り止め効果がなくなります)
スライド装置の滑り止め効果を維持して安全にお使いいただくために
中足のパイプに対して回すように荒いサンドペパーをかけていただきますと滑り止め効果の維持ができます。
対処後は、ストッパーが効いていて安全にお使いになれるかよく確認の上ご使用ください。
道具ですので長年お使いいただいているとメンテナンスも必要になります。
安全にお使いいただくためにご参考になさってください。
また、新型のステンレス板に交換もできます。 |
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answer10
購入当初は、使用荷重を超える様な荷重や衝撃荷重が加えられた場合に強いロックがかかります。
近くの職人さんにスライド装置をお付けしましたが「スライド装置にロックがかかっている」というお問い合わせを頂きました。(右の写真→)
answer:
スライド装置の板がステンレスですので、アルミの中足のパイプに比べステンレスは硬度があり、中足のパイプにステンレスの板の角(パイプとの接点)がくい込むことがあります。
その場合には、強めにプレートを下げてロックを解除してください。
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ステンレスの3枚の板による中足へのくい込みです |
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answer11
(図1の写真)
KVS型(3ヶ所スライド式)6号の側面のスライド装置が滑るというお問い合わせを頂きました。
この状態は大変危険です!!
側面に溶接されているアーチ型の丸棒が何かの衝撃で曲がり、三脚に人が乗ると荷重でストッパーの3枚に板にあたり中足が滑るという大変危険な状態です。
(図2の写真)
30年来、弊社の三脚をお使い頂いている地元の職人さんの三脚です。
側面の中足のパイプが減り本体のφ35oのパイプに接しそうな状態の物です。
側面中足のパイプを交換しました。
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answer:
取扱説明書をよくお読みいただき内容をご理解ください。
(図1の写真)
アーチ形の丸棒をスライドの板と接触しないように戻しましたら解決しました。
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(図1)
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(図1)
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(図2)
φ26.5の中足のパイプの減りによるものです |
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パイプの交換時期の事例 【2017年以降スライド板SUS(ステンレス)の場合】 |
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この状態は大変危険です!!
中足のパイプの交換が必要です。
(SUSのスライド板使用による)
スライドの中足のパイプがロックがかかる3枚の板によりロック解除の操作をせず引き抜いて使っていたことにより削り取られている。
ロックのかかった縦方向の深い傷が無数に確認できます使用頻度の多さも確認できます。 |
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